循環型社会創造研究所『えこら』代表・藤田アニコーさんがハンガリーワインを携えてご来店
店内のレジ前に異国ムード漂うお客様が佇んでいた。
背筋がピンと伸び、ブロンドの髪を束ねた鼻筋の通った女性は時折、楽しそうに笑っていた。
客人が発する日本語は滝川クリステルを彷彿とさせる程、流暢だ。
時間が経ち過ぎましたが、今から丁度3か月前の7月15日、循環型社会創造研究所『えこら』代表の藤田アニコーさんがご来店。
お店でハンガリーワインを取り扱うことになった。(詳細はコチラ→http://yasui-sake.net/?p=3653)
ハンガリーと言えば、世界3大貴腐ワインの産地。
試飲させてもらった貴腐ワインは蜂蜜の如く甘美だ。
アニコーさんは安井さん一家が居を構える上砥山に在住。
そのような近隣のご縁で今回の取引に至った(細かい経緯は省略)
アニコーさんのハンガリーワイン普及以外の活動については滋賀の様々な媒体で取り上げられているので割愛させてもらうが、選挙候補者の応援演説に駆り出されるなど、地元周辺の知名度は抜群。
安井商店の配達区域で
「藤田と言えばニコルではなく、アニコーである」
と言っても過言ではない。
いずれにせよ、遠く離れたハンガリーの少女が空手というものを通じて日本に憧れを持ち、実際にやってきた。
日本の学校で学び、日本人の男性と結婚した。
住まいは都会ではなく滋賀県。
日本は豊かで便利であったが、憧れとの乖離もあり、「持続可能な社会なのか?」と疑問を持つ。
日本の未来を憂いた。
地球規模での大量消費社会は外へ外へと目を向ける経済活動の副産物。
地元で生産し地元で消費する「地産地消」は内へ内へと、手の届く範囲で物事を完結させようとする試みだ。
アニコーさんの提唱する「地産地消」は地域社会蘇生の起爆剤となり得るか?
今後も注目していきたい。
「Ennek a kedves kis videki boltnak a tulajdonosai
magyar bort vasaroltak. lzlett nekik!!!」
(この素敵な小さなカントリーショップのオーナーがハンガリーワインを買った。彼らはそれを気に入った!!!)
これはアニコーさんが当日の模様をFacebook(母国語、おそらくハンガリー語)で綴ったものだ。(カッコ内が翻訳)
この2つの感想は上記の画像と共にアニコーさんの故郷であるハンガリーの多くの人々の目に留まったに違いない。
「日本人は、不思議と美しさやかわいらしさを見極める目と、それを愛する心を持ってきたように思われる」
アニコーさんの投稿を見てイギリスの女性探検家・イザベラバードの一文を思い出した。
トカイアスー6プットニョシュ
極甘口の貴腐ワイン
アルコール度数 9%
内容量 500ml
価格 17000円
ハンガリーの歴史と豊かな自然が感じられる最高級ワイン。
冷蔵庫に冷やして、食前またはデザートとして、脂っこい料理にも相性ピッタリ。