5月16日にヒルトン大阪で開催されました 日本酒類販売株式会社のワイン商談会に行って参りました
「セクハラ!セクハラ!」
と騒いでたかと思えば、
ここ何日かは
「タックル!タックル!」
まさか、アメフトが来るとは、、、。
謝罪会見。
タックルしたもんが
被害者なん?
加害者なん?
どっちなん?
「人間生きてたらセクハラもあるし、パワハラもある。しかし、がんばったら女優と付き合えることだってある。世の中って、そんなもんでしょ!」
そんなこと誰も言わない。
言うわけない。
そんな中、この季節、酒屋業界は試飲会や展示会が花盛り。
「日本酒販主催・春のワイン商談会」
にわたくしサブが行ってきました。
場所は大阪キタ。
ヒルトンホテルであります。
ロビーへの入り口付近
入口付近の横には「エルメス」
ここにまで来ても「馬」が
まずは、ロビーで催し物のチェック。
4階 「真珠の間」へ歩を進める私。
前に誰もいなかったので写真をパチリ。
ゴージャスで優雅な空間が続きます。
空調も調度で心地良い。
入口で旧知のM支店長にご挨拶。
「よく来てくれたなー。まさか、車ちゃうやんなー?」
と割とまじめなことを聞かれる。
「ちゃいます」
と答えとく。
(本当に違う。電車電車)
そして、安井商店営業担当のK野さんにもご挨拶。
スペインワインのコーナーでグラスを傾ける来場者にワインを注ぐ様が決まってる。
「K野さん!来ましたよー」
「サブちゃん、来てくれたん!ありがとう!」
と会場内を丁寧に案内してもらう。
まずは、本店でも常時在庫を置いている日酒オリジナルブランド「王様の涙」。
長年リーズナブルなテーブルワインとして不動の地位を築いていますが、この度、待望のラベルリニューアルということで、入口付近にドーンと展示。
旧のラベルより、だいぶんと明るい色調、
王冠から涙の雫が一滴落ちているデザインは
涙から連想されるワインの渋み、
その渋みから連想される王様の孤独、
孤独から連想される人間の哀しみや憂い
みたいなものを表現していて、
みなでワイワイやるパーティーで呑むより、
毎日、夕飯前後にひとり、チビチビやるテーブルワインのイメージです。
いずれにせよ、
「この値段でこの美味しさ!」
は間違いなし。
某調教師の奥様も
「美味しいし酔えるし毎日呑むのならこれで充分!なんてったて500円やし!」
と唸らせる「王様の涙」。
呑んでいない方にはぜひ一度、呑んでいただくことをお勧めします。
当店では、税込560円。
近くにお住まいの方は買いに来てくださいね!
こちらは、日本酒販がおススメの「おつまみコーナー」。
M支店長おススメの「贅沢チーズの大人スナック」は、濃厚なチーズの風味でコンビニなど、お酒を扱う各店舗でバカ売れとのこと。
美味しいことは美味しいけど、カロリーは絶対高いこの商品。
ワインとの合わせ技でM支店長並みの体型になること間違いなし。
何点か、店で取り扱っている缶詰などもあり、ワインのお供にぜひ一緒に購入していただきたいです。
何点かおつまみを口に頬張り、
ひとりモグモグタイムをしていると、
14時から二コラ・フィアット・パルメドール・ロゼ・ブリュット・ヴィンテージの試飲の告知放送が館内に入る。
1本3万弱する超高級シャンパン。
ニコラ・フィアット。
ニコラ・フィアットはシャンパーニュ業界の中にあって、まだ創業40年ほどの新興メーカーでありながら、フランスナンバーワン、世界第3位の販売量を誇るブランドです。
K野さんから
「サブちゃん!こんなん呑める機会滅多にないでー。買っては絶対呑まへんやろーし。呑む価値があるもんやし。呑んで帰りなー」
と強く即され、列の最後尾へ。
参列者に注がれている、
ロゼにしては少し赤みの濃いシャンパンの色に目を奪われながら、
ボクは列に並んでいる間、
それを口にしている孤独な男性を思い浮かべる。
「このシャンパンは1本27000円。
毎日呑むには、チト高い。
でも、たまにはいいじゃないか。
毎日毎日、自分は何のために頑張っているんだ?
人生なんて、所詮このグラスのなかで泳いでいる無数の泡のよう。
そう!二コラ・フィアット・パルメドール・ロゼ・ブリュット・ヴィンテージ2016の価値と同じ。
一瞬で消えてなくなるのさ!」
「お客様!」
とパルメドールを手にした係の人に声を掛けられ、
ふと我に返る。
その微笑みはグラスを出すことを控えめながら即している。
純白の布巾に丁寧に包まれたボトルから
ボクのグラスに赤褐色の気泡を含んだ液体が注ぎ込まれる。
厳かな空気感である。
やっと辿り着いたパルメドール・ロゼ・ブリュット。
有難いことに当店では、G-1レースなどお祝いごとが多数あるので、そういう時期はドンペリなどの高級品が進物物として動きます。
毎回毎回ドンペリでは面白味もないので、同じ価格帯でこのような進物を提案するのも良いかなと思いました。
味に関しては、ボクのような庶民では評価するのもおこがましいというか、値段からしてみて「良いものに違いない!」
と信じる以外ありません(きっぱり!)
最後に、サクラワインアワード2018のブースを紹介しておきます。
サクラアワードとは、
ソムリエ、ワイン醸造家、ワイン講師、ワインジャーナリスト、ワインインポーター、流通・ワインショップの担当者など、ワイン業界で働く日本の女性たちだけで審査をする国際的なワインの審査会です。
今年で5回目を迎え、この11日に受賞が発表されたホヤホヤ状態。(当日は16日)
K野さん曰く
「もう女性の方が断然、勉強するしねー。会社もそれをすすめよるし。男はアカンねー。オレも2回ソムリエ受けに行ったけど、アカンかったしねー。もうそれから受けに行ってへんしねー。受ける気もないけど。ケッコー教材や講習とか費用もかかるしねー。受かったら会社もそのお金返してくれるけど。受からなかったらソンするだけやしねー」
(ほな!受かれよ!)
とよっぽど突ッ込もうかなと思いましたが、面白いので聞いておく。
「地図覚えなアカンねん。そもそもそれがもう無理やしねー。まぁーなんにしても女性は熱心やわー。」(K野節はその後も続くが紙面の都合上割愛)
女性らしい華やかなラベルが多く、来場者の方々もしばし足を止めてました。
「この棚をこのまま店に移植できるなー」
などと思いながら、
K野さんにそのことを言うと、
「サブちゃん、いいと思うでー。首掛けや商カードやパネルもウチで全部用意できるし。」
と耳元で伝説的なアドバイス。
良い土産話ができました。
試飲会や展示会に来て、いつも思うのが
「この展示をそのまま店で再現できたらお客さんは喜ぶだろうなー。何より自分も楽しい。」
ということ。
店の販売努力や工夫みたいなものを考えさせられる。
我店の女将も一押しのドイツのリースニングもお手頃価格なものがサクラアワードの棚に。
スタイリッシュなスリムボディなボトルではなくブルゴーニュタイプのボトルのため何となく違和感があります。
日頃の業務から離れ、このような展示会などに来る機会は大変勉強になります。
いろいろなヒントが落ちていて、販売の方とお話するのがとても楽しいです。
これを仕入れに反映させて、そこから販売に結び付けなくてはいけません。
本日自分が引っかかったお話や味をお客さんにどう伝えていくかがボクの明日からの課題です。
そこをお客さんに伝えられたら、それは喜び以外の何ものでもないでしょう。
たぶん。