おひさしぶりねぇ～優勝するなんて　あれから　何年　たったのかしらぁ～

つづき・・・

Ｔさん（以下Ｔ）「ボク、大の広島ファンでして♡　今年は優勝目前で♡　これ安井さんの方で入荷できませんかね～？」
とスマホを見せてもらう。
そちらには、こんな画像が・・・

サブ（以下Ｓ）「へぇ～こんなん出てるんですかぁ～勉強不足ですみません。一度、ウチと取引があるメーカーさんや問屋さんに入荷が可能か？問い合わせして、返事させてもらう形でよろしいですか？」
Ｔ　「それで構いません。ただ、マジックがたしか１２で優勝まであんまし日がなくて、優勝したら、自分の知り合いにこれを配りたいんですよね～お祝いとして」
Ｓ　「めちゃめちゃ好きやん！広島カープ！（心の声・以下赤色）そうなんですかぁ～Ｔさん、広島出身ですか？」
Ｔ　「いえ、滋賀県出身です！」
Ｓ　「ズコッ！」
Ｔ　「大学４年間広島にいまして、それで♡」
Ｓ　「そーなんですか！それで～♡　ボクは大学で４年愛知にいたけど、中日ドラゴンズのファンにはならへんかったなぁ～Ｔさんって、純粋だなぁ～幸せだなぁ～雄三・加山」
Ｔ　「あと、もうひとつ、これも入りますかね？」
とスマホを。
そちらには

このような画像が・・・・・
Ｓ　「了解しました。こちらも一緒にお返事さしてもらいますね。」
Ｔ　「お願いします。なんせ、久しぶりの優勝なもんで♡　うれしくて♡」
Ｓ　「そんな優勝してないですか？何年くらい・・・・・」
Ｔ　「２５年振りです」（少し食い気味に返答）
Ｓ　「えぇ～ほなボクが見た胴上げの～あん時以来かぁ～えぇ～ピッチャーが津田で、キャッチャーが達川やったかなぁ～」
Ｔ　「いえ、ピッチャーは大野ですね」（毅然とした態度で訂正）
Ｓ　「そっか、そっか大野や　大野ですわ」（ごまかしにかかるボク）

そして、Ｔさんは丁寧に
「よろしくお願いします」
と言い残し去って行った。

仕事！仕事！
ボクは取引先に連絡を入れ、入荷が可能かをまず探ってみました。
結果・・・アサヒスーパードライ広島東洋カープ応援缶は、入荷不可。
カープチューハイ、カープハイボールに関しては、入荷オッケー。
ただし・・・ロット数と言う難関があり、カープチューハイとカープハイボールの製造元である中国醸造さんから、５ケースからでないと受注できないとのことでした。

うーん！５ケースからかぁ～。
Ｔさんは１ケースずつくらいの購入を希望してはるというのがボクの予想。
それで３ケース。
あと２ケース。
店でどれだけさばけるかなぁ～広島カープ優勝記念セールみたいな、トレセンとは全く関係のない売り出しでなどと思案していたのですが、とりあえず、Ｔさんに報告の電話を入れる。

Ｓ　「Ｔさん、お疲れまです。ドライに関しては、中国地方限定の流通で、正規のルートだとダメなんで、ネットで手に入れてもらうしか方法はありません。もしくは、大学時代の広島在住の友人に頼んで送ってもらうか、ですね。すみません。あと、ハイボールとチューハイに関しては入荷できますが・・・Ｔさんはどれくらいの数ご希望ですか？」

恐る恐る訊ねてみた・・・　
場合によっては、こちらも断らないければいけない・・・
と思った矢先・・・

Ｔ　「そぉーかー　ドライはちょっとサブさんが言ってくれた方法込みで考えてみますわー。まぁー　そしたら、チューハイレモンと　チューハイウメと　ハイボール３種類で　えぇー６ケースずついいですかねー？　　あっ、ドライがなかったときのことも考えて・・・　やっぱり７ケースずつで　　お願いします」

えぇぇぇぇぇぇー　えぇぇぇぇぇぇー　
２１ケース！　　
マジかぁー　どんだけぇぇぇぇぇ～

Ｓ　「Ｔさん、７本ずつじゃなくて、７ケースずつですか？」
Ｔ　「はい！なんせ、久しぶりなもんで♡」
小柳ルミ子？
思わず浮かんだこのフレーズ。
単純計算しても７，８万くらい行きそうな気がしたので、
「３ケースずつ３種類で、トリプル・スリー。そんなもんにしとかはったらどうです？」
と思わず言いそうになりましたが、
Ｓ　「了解しました。たくさんのご注文ありがとうございます。発注かけときますね。」
と返事。

オトナ買いだー。
いや、中国醸造の商品だけに爆買いだー。
これはまさに、ひとり季節外れの春節状態であります。

そうして、この広島優勝を巡るビッグビジネスは交渉成立。
メデタシ！メデタシ！のはずであったが・・・・・

つづく