金勝の山も 大野神社の神も そして琵琶湖までもが震えた 驚天動地のサブちゃん登場!
松本さんからサブちゃん登場の噂を耳にしたオモロー山下さん(竹内酒造)は、大将からキタサンブラックを管理している清水調教師が会場に来ている情報をキャッチ。
清水先生が何度か安井商店の夜店に寄ってくれはった隙にこう切り出しました。
オモロー山下 「今日サブちゃん来てはりますんか?」
清水先生 「来てないよ(苦笑)」
この話を伝え聞くなり真っ青になるワタシ。
オモロー山下さん。何と言うデリカシーのなさ。
と同時にその屈託のなさに、少しジェラシーが湧いたのは気のせい?
オモロー!
仮に清水先生が知っていたとしても、
「来てる」
とは言えないでしょうが、まったく。
清水先生、本当に失礼しました<(_ _)>
汗だくになりながら、ステージ上に戻ってきた北山さんはこんなトークを始めました。
「本当にね、栗東の皆様には、大変お世話になっております。どこへ寄せていただいても申しておりますが、栗東の皆様がイチバンでございます。」
(会場ドカーン(^O^))
「今現在、ワタクシが所属する北島音楽事務所ですが、7名のタレントがおります。その中の稼ぎ頭がこの栗東におりますキタサンブラックであります。」
(会場ドカーン×2(^O^))
「今やワタクシの師匠である北島三郎を凌ぐ活躍ぶり・・・・・」
その時・・・・・
「待て!待て!ジョージぃ~!じゃない、たけしィ~それを言っちゃぁ~おしめぇ~よ~」
場内が暗転し、一瞬の静寂が・・・。
動揺を隠しきれない北山さん。
そこに太鼓の音を伴った「祭り」のイントロが流れてくる。
(おぉぉぉぉ~会場は割れんばかりの大歓声)
そしてついに・・・・・・
左手にマイク、右手には豪華絢爛・金色の包装紙を装った安井商店オリジナル清酒・勝馬を携えて、キタサンブラックに跨って登場する御大・北島サブロー。
これは本当に現実なのか?
真夏の夜の夢か?
余りのことに呆気にとられる会場。
しかし、サブちゃんが
~♪~うぅぅぅ~おぉぉぉ~とこぉ~はぁぁぁ~♪ (男は)
~♪~むぅあぁぁぁ~つぅりぃぃ~をぉぉ~♪ (祭りを)
と少しタメ気味に唄い始めると、悲鳴にも似た歓声が会場を包む
(会場否、トレセンが揺れている!)
この紅白歌合戦のトリをも凌ぐ心憎いばかりの演出。
トレセン夏祭り史上過ってない信じられない光景が目の前に。
皆が口ぐちに呟く。
「わたし、こんなに暑いのに寒イボ(鳥肌?)が出てる」
(トレセン西社宅に住む専業主婦・32歳)
「ワタシはねぇ~栗東トレセンが開場してからずっと夏祭りに来ているが・・・こんなスゴイ光景は・・・もう明日死んでも悔いはなかッ!(そのまま涙で絶句(;_:) )」
(トレセン厩務員定年退職者Bさん・71歳)
「パパぁ~おウマさんとぉ~・・うぅぅ~ん・・・ おサルさん?」
(肩車されている金勝第2保育園に通う4歳男児)
~♪~むぅぅぅぅぅぅ~あぁぁ~つりだぁぁぁ~♪
♪~むぅあつりだぁぁぁ~♪ ♪~むぅあつりだぁぁぁ~♪
♪~トレセンんん~むぁつぅ~りぃ~♪ (祭りだ 祭りだ 祭りだ トレセン祭り)
同じみの歌詞のアドリブ替えに魅了されるトレセン住民。
金勝の山も
大野神社の御園の神も
琵琶湖さえも
ワッショイ!ワッショイ!
地響き、波打つ。
~♪~むぅぅぅ~おぉぉぉ~えろよぉぉぉ~♪~ (燃えろよ!)
~♪~かつぅぅぅのもぉ~まけるぅもぉぉぉ~♪~ (勝つのも負けるも)
~♪~うぉとこぉのぉぉぉ~ ろまぁぁ~んんん~♪~ (男のロマン)
~♪~おれぇぇもぉぉ~どんとぉまたぁぁぁ~ いきてぇ~やぁるぅぅぅ~♪~
(俺もどんとまた生きてやる)
~♪~くぅうぉれぇぐぅあぁぁ~けぇいぶぁぁのぉぉ~
むぁつりぃぃ~
だぁぁよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~ぉぉぉ~♪~
(これが競馬の祭りだよ)
そして・・・
サブちゃんは満月の夜に消えていった・・・
愛馬キタサンブラックとともに・・・
ボクは満月を見ていた。
キレイだなー
と思っていたら、目の前にセミが一匹、団扇の集団にそっと紛れ込んで動かない。
部屋とYシャツと私。
ではない。
セミと満月と団扇。
ボクはパラレルワールドに紛れ込んでしまったんだろうか?
このセミのように・・・
ステージ上に目を移すと、北山さんがアンコールを終え深々と礼をしていた。
(この回のブログは、お分かりになる方は分かるでしょうが、ほぼフィクションです。
オッス!)