10月23日 ザ・リッツカールトン大阪で行われた モトックスさんのグランド試飲会に行ってきました!
だんだんと小さな文字がぼやけて見えます。
ハズキルーペのCMがやたらと気になる今日この頃。
随分と前のお話になりましたが、
10月23日に行われた『モトックス グランド試飲会』に私サブが行ってまいりました。
本来であれば、9月4日の火曜日に開催される予定であったこの試飲会。
しかし、4日はみなさんの記憶に新しいあの大型台風が関西を直撃した日であり、
タンカーが関西空港連絡橋に激突した日。
前日の3日には早々と中止の知らせが店の方へ入り、後日、日を改め10月23日開催との一報が。
会場はなんとザ・リッツカールトン大阪。
私こう見えて1998年から2000年にかけてザ・リッツカールトン大阪に勤務しておりました。辞めてから半年ぐらい後に『スプレンティード』と言う地中海料理のレストランに一度だけ食事に行きましたがホテル内に入るのはそれ以来。
約20年振り。
非常に楽しみ。
当日は午前中に通常の配達業務を切り上げ、
いざ大阪へ!
JR大阪駅桜橋出口から地下を通らず、過ってブラブラよく歩いていた中央郵便局沿いの歩道を行くことに。
そこにはもうバカデカイ郵便局はなく、よしもとの劇場が。
時の流れを感じる。
よしもとの劇場を右側に通り過ぎて信号を渡り、右折してハービスビル脇の遊歩道を歩く。
ホテルはそこに見えているが入口まで意外と遠い。
数え切れないくらい歩いた道だ。
ただただ懐かしい。
こんなに遠かったっけ。
齢をとってしまった・・・
さぁー今日は仕事だ!
中に入り、イベントスケジュールを確認。
1階をぐるりと見渡してから2階へと歩を進める。
受付で名刺を1枚渡して本日の展示リストとネームシールをもらう。
会場入口でリストの下敷きと試飲用グラス、吐き出し用の紙コップを全て収納できる画板を渡される。
下敷き部分が切れてしまいすみません。
グラスを机の上にいちいち置くことなく、チェックやメモが書けて助かりました
驚いた。
こんなの始めて。
これは便利だ。
何と言う気遣い。
一気にテンションが上がる。
本日の自分の中でのテーマはオレンジワインと白ワイン。
順路通り進んでいく。
ワインがメインであるが、少しだけ日本酒のコーナーもあり気になる。
後で来よう。
まず、私が美味しいなーと感じたのが
勝沼醸造さんの『甲州テロワール・セレクション 祝 2017』
テロワールとは土地や風土、自然の意を表す言葉。
瓶の中には甲州がそのまま詰まっている。
そう思いながら呑みほす。
味や香りに想像力が乗っかる。
なので、やはり美味しい。
こちらはワイン醸造葡萄の産地『穂坂』と名付けられたワイン。
『祝』よりまださっぱりした味わい。
爽やかさがハンパないって!
こちらシャブリラ・ピエレレ2016(右)とブルゴーニュ白ラ・プレジドント2016(左) ラ・プレジドントの方がよりやさしく広がりのある味わい。タイプは違いますが、あっさりして飲みやすく単体でも料理と合わせても、どちらでもオッケー!な感じがしました。
白ワインを中心に回ったが、気になるところはこんな感じで、どうしてもトリッキーなところに目が行く。
こちらはピザに合うワイン『ピッツアラヴァーズNV』
ピザ否、ピッツアの本場と言えばイタリア。
イタリアの赤ワインです。
500mℓでお値段900円。
ピッツアがなかったので何とも言えませんが、量も価格もお手頃なのでピッツア好きの方におススメしたい逸品。ラベルや瓶の形状もピッツアに添えると絵になるような工夫が凝らしてあり、ピッツアを楽しむ雰囲気作りに一役買っているのではないでしょうか。
こちらはグラッパ。
イタリア特産の蒸留酒。
刺すような味と香りに鼻も舌もやられます。
一口飲むだけでコテンと寝れそう。
一息つく一服コーナーもなんだか、オシャレ。
大抵の試飲会では、ウォーターサーバーが置いてあったり、ピッチャーに入った水が机の上に無造作に置いてありますが、ご覧のように『サンペレグリノ』や『アクアパンナ』が氷水の張ってある銀の容器に浸かっており、キンキンに冷えたお水や炭酸水を堪能できる。
バケットにスペイン産のオリーブオイルが「お好みに合わせてどうぞ!」的に添えてあり、行き届いたサービスに満足感はマックス。
カンペキ!!
こちら、バコ・デ・バルデクエバス エクストラヴァージンオリーブオイル。
ドロっという感じより、サラっとした油で味の方もキツイオリーブ臭ではなく、仄かな香りでもたれる感は全くなし。
あと、「ワインと味わう日本の風土」ということで、大分県豊後大野産のカボスの皮を佐藤漬けにして乾燥させた『カボスピール』と、秋田県北秋田市産の日本三大地鶏のひとつ比内地鶏を白神こだま酵母入フルーツもろみ液で漬け込んでじっくり乾燥させた『比内地鶏生ハム仕立て』をつまむ。
こちらもしつこさがなく上品な味わい。
先に紹介したオリーブオイル同様、ワインに付随してこのような物が陳列され、売れることが理想と言えば理想。
そこを目指す。
こちらは、「飲める香水」と評されるディスティレリ・ド・パリが手掛けるクラフトジン。
本当に香水を飲んだらこんな感じやろなー
と心底感心するほど、忠実に香りも作り込まれていました。
お客さんに一口飲んでもらいたい
そう思わせる品である。
こちらはマンガ「神の雫」で紹介されたワインの特集ブース。
以前のブログで紹介させてもらったサクラアワード受賞ワインの陳列ブースと同じく、お客さんの目を引く店づくりの工夫や試みとして、とても参考になる。
こちら金紋秋田酒造さんの『悠久の梅酒 雫 四年熟成古酒仕込』
秋田産四年熟成の古酒(日本酒)と紀州の南高梅と沖縄産のきび糖がコラボされた魅惑の梅酒。そのままグイグイ呑むには勿体なく、食事の合間にチビチビ呑みたい逸品。
最後に、「WINE KANSAI 2018」でも紹介した『オレンジワイン』。
写真のように琥珀色。
カテゴリーは白ワイン。
しかし、白でもなく赤でもなく、『オレンジワイン』というネーミングは言い得て妙。
仄かな渋みが料理の油を流しこむため、揚げ物、焼き物、炒め物との相性もバッチリ。
ほうじ茶の成分やダージリンティーの生姜の要素も併せ持つ。
と言った説明を受ける。
スーパーやコンビニなどでは見かける商品ではないため、店に置く価値はあると感じる。
今回の試飲会は大変満足。
今まで足を運んだ中でベスト。
ただ、最近の店で動いているワインの価格帯が1000円前後であることを考えると、「WINE KANSAI 2018」同様、提供された商品の価格が3000円前後のものが多く、現在の店のニーズとは隔たりがある。
家で毎日のように常飲するものに3000円は出せない。
ただ、人は進物(贈り物)にはそれなりの物を選ぶはず。
こちらがそれを提案して、贈られた人に喜んでもらえたならば、きっと贈った方はまた店に来てくれる。
個人消費の店からギフトの店へ。
軸足を変えていく時のように思う。
どのような方法で実現していくか?
そんなことを考えながら、帰りも同じルートを辿る
あの日
あの時
あの場所で
キミに会えなかったら
ボクらは
いつまでも
見知らぬふたりの
まま
近頃、配達先で懐かしい歌がテレビから流れていた。
『東京ラブストーリー』が再放送していると聞く。
私は思い出の詰まった道をもう一度歩きながら、
あの頃のボクに
あの言葉を
大声で叫びたくなる気持ちを懸命に抑えていた。
少し立ち止まり、
振り返る
そして、
心の中で叫んだ!!
カァ~~ンチ!
by 赤名リカ