中村直也厩舎が新規開業
毎年3月1日は幸運な前途を願う日
毎年書いている気はするが、
3月1日は開業の日。
昨年は7厩舎の新規開業であったが、今年は浅見秀一厩舎の解散に伴った中村厩舎の一件のみ。(関東は複数あり)
私も安井商店にお世話になって20年を超えたが、一件だけの開業は記憶にない。
早期勇退、不慮の事故などイレギュラーなスポット開業(3月1日以外の開業)はあったが、珍しいパターンである。
中村調教師がワカと同い年で、共にトレセンバスケット部に籍を置いていた間柄であったため、段取りもバッチリでスムーズに事が運んだ。(トレセンバスケット部について詳しく知りたい方はコチラ→http://yasui-sake.net/516)
こういうパターンもなかなか珍しい。
だいたい開業日はトラブルが起こるのだが、、、
私自身は中村調教師とはあまり面識がなく、会話を交わしたのは今回はじめて。
ワカとの親し気なやり取りを横目に、厩舎のネームプレート前での撮影をお願いする機会を虎視眈々と伺う。
併せてホームページへの掲載もお願いしたが、突然のリクエストにも快く承諾いただいて本当にありがとうございました。
多少お疲れの様子と感じたが、こちらが伝えたいことに対する先生からの質問や要望は非常に明瞭で、さすが難関の調教師試験を勝ち抜いた方だなと納得する。
ひと昔前はジョッキー定年後の受け皿という側面が強かった調教師業であるが、近年は馬・人・経営といった総合マネージメント能力が試され、調教師試験は総合的な高い能力を求められる。
聞くところによると、筆記、面接において競馬法の文言はほぼ丸暗記で理解してないと対応できないそうだ。
本日の閉店間際、バスケット部に所属していた当時から試験に臨んでいた中村調教師の面接の回答エピソードをワカに教えてもらったが、先生の誠実で正直な人柄を感じる良い話だった。
試験を乗り越え、次はいよいよ200近いライバル厩舎との競走。
ここからが物語の本番。
毎年書いてる気はするが、
3月1日は先生の前途が幸運であって欲しいと願う日。