ネタ切れなので、たまに思ったことを書き留めておこうかなと・・・
ある皇子が言った
金烏が生まれると、日照りが起こる。
金烏が生まれると、大水が起こる。
金烏が生まれると、大きな乱があって、たくさん八咫烏が死ぬ。
皇子が嘆いて言った。
何故、金烏なんてものが生まれるのか。
それを聞いた金烏が、答えて言った。
ある時には、日照りが起こる。
ある時には、大水が起こる。
ある時には、大きな乱があって、たくさんの八咫烏が死ぬ。
だから、金烏が生まれるのだ。
『青烏坊夜話』より 第一夜 「金烏のはなし」
こんにちは!
エスサーフの高山さんより借りた「八咫烏シリーズ」にド・ハマり中のサブです。
いやー、事実上
「不倫は文化だー」
化した感のある昨今でありますが、みなさんよくそんな時間がありますねー。
「やらなアカン優先順位そこー?」
みたいな立場の人たちが軒並み不倫を楽しんでいはりますが、きっとモテモテなんでしょうねー。
羨ましいー。
その立場について・・・
前にブログで、最近の主な業務として乗馬苑の改修工事や新・調教スタンド建設、または社宅の解体工事に伴う自動販売機の補充があると書きました。(詳しくはコチラ→http://yasui-sake.net/1609)
その自動販売機は大体が現場詰所であるプレハブの横に設置してあるのですが、解体工事の詰所には現場監督が常駐されてます。
この現場監督の一挙手一投足がボクの興味をそそるのです。
浅黒い肌、
眼光は鋭く、
声に張りがあり、
足取りは力強い
決して大きくはないその体に
他を寄せ付けないオーラを纏っています。
道具置き場の梁で懸垂を繰り返した後、
巡回に向かう様は、
南海の黒豹そのもの。
その指示は、ハッキリかつシンプル。
そして問答無用。
部下に
「はい」
以外の返事の余地を与えません。
仕事を終えた仕事師さんらには、
しばし雑談を交え、
最後に
「お疲れさん!」
と元気に声をかけていきます。
電圧が弱いせいで自販機のブレーカーが落ちた時も、
すぐに担当者を呼んで
「ブレーカー落ちないほうから電気取ったってー。
ジュースないとみんな困るし。
すぐやって」
と即解決。
乗馬苑の現場で元請の建設会社の方に
「解体の監督スゴイですねー。凄みがあって。」
とお話したら
「みんなちゃんと言うこと聞いてるみたいですねー。そういう話は聞いてます」
と微笑んでおられました。
仕事を円滑に進めて行くうえで、このようなリーダーは必要不可欠です。
リーダーとは?
政治家なんかもそうかもしれませんが
人の上に立つ人。
そう定義します。
その条件とは
以下、ボクの理想。
組織に同じ目標(志)を持たせて、そこへ導く。
先頭に立ち、
最短距離を、
正確に。
そのために
皆が気づくことのないことに気づきます。
いつも最初に気づきます。
やがて、皆もそれに気づくよう配慮します。
それでも気づかない者には言います。
言いたくないことも言います。
言わなければいけません。
自分に厳しいからできるのです。
人に言う資格があるか?
常に自問自答します。
人をなめたらいけません。
みながアナタを見ています。
帰路に着くまで隙は見せません。
なめられたらおしまいです。
憎まれることや誤解も恐れません。
すべては組織のため、人のため。
人の適性を見極め、適材適所に配置します。
1日、1週間、1か月、1年の
組織、作業、人の見通しを立て
指示を出します。
注意深く、すべてににらみを利かせ、
決して動きません。
自らが動くことなく人が動くことの意味を理解しています。
人が動くようにやらなければいけません。
自分ができることだから自分でやるでは上に立つ意味はありません。
できて当たり前。
いざという時に助けます。
我慢です。
人の成長を促します。
目標に至るまで様々な困難が降り注ぎます。
その過程で軌道修正を余儀なくされます。
そんな時は躊躇しません。
立ち止まりもしません。
真逆な方向に行く決断もします。
ちゃんとゴールは理解してます。
恐れることは何もありません。
極端なことが時に大事なことも熟知してます。
「立場が人を作る」
という言葉がありますが、
ウソです。
以前はボクもそう思ってました。
でも今は違います。
そんな簡単なワケがない。
そう思います。
リーダーとは、その資質を持った人間がそうなるのであって、立場を与えたら誰もがリーダーになるわけではない。
当たり前のことです。
山烏はどこまでいっても山烏なのです。
その資質を見極め、次を指名するのもリーダーの仕事。
リーダーになる人間とは、そのハードルの高さから言って「選ばれし者」です。
過去も現在も未来をも見抜ける人でなければいけません。
その判断が全てを左右するからです。
資質。
それは覚悟です。
覚悟はすべてを超えます。
リーダーとは?
覚悟である。
そう定義もできます。
覚悟のない者にリーダーはつとまりません。
つとめてはいけません。
冒頭の一文は、八咫烏シリーズの
「烏は主を選ばない」
から引用しています。
宮廷の主従関係を、仕える者の目線から描いた物語です。
だいぶと上から述べました。
ボクは自分のことがわかっています。
自分は山烏。
ボクはずっと三河屋サブ。
自分がそうでないから、そんな人を仰ぎ見ていたいです。
解体工事は、1600本もの地面に埋まった杭を取り除いて終わります。
予定ではこの秋いっぱい。
自販機撤去もそろそろです。
現場監督の仕事っぷりが見れなくなると思うと何だかとても寂しくなる今日このごろ。
オッス!